洋服は、ダンボールかハンガーケース(ハンガーボックス)に入れて梱包します。

洋服は、特に大きな事故となることはありませんし、比較的梱包も簡単です。汚れやシワに注意して、気軽に手早く梱包してください。

この際、整理ダンスや和ダンスの中身は、大型~中型のダンボールに梱包します。

また、洋服ダンスやパイプハンガーなどに収納しているスーツ、コート、ドレスなどのハンガーにかかった洋服は、ハンガーケース(ハンガーボックス)に梱包します。

なお、女性用の下着を梱包する際には、中身が下着であることがわからないように、ダンボールに書き込む際には注意してください。

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タンスの引き出しの中身は大型~中型のダンボールを使って梱包

洋服は軽い荷物ですから、かなり大型のダンボールに梱包しても、特に問題ありません。

このため、整理ダンスや和ダンスの引き出しの中身は、大型~中型のダンボールを使って梱包します。

また、洋服ダンスの中身やパイプハンガーにかけているハンガーにかかっている洋服は、後述のハンガーケース(ハンガーボックス)を使います。

逆に、小型のダンボールに洋服を梱包すると、梱包や運搬の作業効率が悪くなります。

なお、洋服をダンボールに梱包する場合、なるべくきちんとたたんだ状態で梱包してください。何もせずにそのままダンボールに放り込んでしまうと、シワになります。

また、軽いからといって、あまりダンボールに洋服を詰め込みすぎると、これもまたシワの原因となりますので、注意してください。

洋服ダンスの中身やパイプハンガーの服はハンガーケース(ハンガーボックス)を使って梱包

洋服ダンス中身や、パイプハンガーにかけている洋服、スーツ、コート、ドレスなどのハンガーにかかっている洋服は、引越し業者が提供してくれるハンガーケース(ハンガーボックス)に入れて梱包します。

このため、ウォークインクローゼット、洋服ダンス、ワードローブ、パイプハンガーなどの洋服は、シワができることなく運ぶことができます。

また、ハンガーケース(ハンガーボックス)は、意外と下が空きますので、ちょっとした荷物(バッグなど)もまとめて梱包できます。

なお、ハンガーケース(ハンガーボックス)に梱包した場合でも、洋服を詰め込みすぎると、洋服同士の横からの圧力でシワになることがあります。

また、洋服を詰め込みすぎたハンガーケース(ハンガーボックス)は、相当の重さになります。

このような場合、紙製のハンガーケース(ハンガーボックス)は、洋服の重さに耐えきれずに潰れてしまうこともあります。

ですから、詰め込みすぎには十分に注意してください。

普段から収納ケース・押入れダンスを活用する

引越し業者は、収納ケースをそのまま運んでくれます。ですから、収納ケースの洋服は、取り出して梱包する必要はありません。

また、収納ケースは、紐で縛ったり、ガムテープや養生テームで引き出しが出ないように固定する必要はありません。

つまり、中身が洋服などの布製品・繊維製品だけ(割れ物が入っている場合は取り出す必要があります)の収納ケースは、引越しのときには何もしなくていいのです。

このため、荷造りを簡単に済ませたい場合は、普段から収納ケースを活用してください。

また、プラスチック製の押入れダンスも、引越し業者にそのまま運んでもらえます。

お客さまは押入れダンスの中身を梱包する必要がありませんし、引越し業者は押入れダンスと中身を別々に運ぶ必要がありません。

このため、押入れダンスは、原則として中身を出す必要がある整理ダンスに比べて、非常に作業がはかどります。

女性用下着は自分で梱包してダンボールには「下着」とは書いてはいけない

引越し業者に荷造りを依頼する場合であっても、下着はなるべくお客さまご自身が梱包してください。

お客さまからの了解がない限り、引越し業者は、異性のスタッフに下着を梱包させませんが、たとえ同性のスタッフであっても、下着の梱包は気まずいものです。

なお、女性用の下着を梱包したダンボールにダンボールの中身を記入する際には、「下着」と明記しないでください。これは、盗難や横領の予防のためです。

ダンボールの中身はお客さまご自身が把握していればいいわけですから、「下着」以外の何か分かりやすい、しかも不自然でないもの(「衣類」、「洋服」、「布製品」など)を記入してください。